輸出入貨物関連

喫水検査
バイオマス関連貨物、鉄鉱石類、石炭、鉄くず、塩等の取引数量の決定は船舶の喫水検査(Draft Survey)によるのが国際的な商習慣になっています。荷役設備に設けられた計量器の有無にかかわらず、大量のバラ積貨物の重量を迅速・的確かつ経済的に算出できる方法としてこの喫水検査が広く採用されています。NKKKは第三者検定機関として国内外で関係者のご信頼を頂き、これまでにも高い評価を頂いております。
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積付検査
貨物を、海上コンテナ・船舶へ、船積みするにあたり、その積み込みや積み付け、固縛、保管、荷卸しからなる貨物海上運送について、第三者の視点から有効且つ適切な勧告を行うと共に、必要に応じ積付け現場に立ち会いを行い、鑑定書を発行いたします。鑑定書は出荷・出港時の貨物の状態、積付け状態、固縛状態を証明する有用な書類として利用されています。
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重量物積付検査
風力発電施設、各種プラント機器、モジュール、コンテナクレーンや橋桁等の大型構造物を、モジュール船や非自航の船舶(台船等)にて輸送する際に、船体動揺・発生加速度・製品の部材強度・船舶の甲板強度・固縛強度・復原性・曳船能力・曳航配置等に関し、事前に十分な実行可能性を調査・確認した上で、積付作業の立会い、状態の確認を行い迅速な報告書の発行をいたします。十分な事前調査により、現場の円滑な作業の実施、確実な安全管理、工程遵守が可能になります。これらの検査は、一般的にWarranty Sruveyと呼ばれています。
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鋼材積付検査
鋼材貨物を船積みするにあたり、第三者の視点から、その鋼材貨物の状態確認、積み付け、固縛、保管、荷卸しからなる貨物海上運送の安全性と経済性の接点を求めて、有効且つ適切な勧告を行うと共に、現場立ち会い・実施状況に関する報告書を発行いたします。 更には、豊富な経験を活かし、荷主・船主・輸送会社、各社のご要望に応じた荷役監督代行業務も行います。
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貨物状態検査
出荷時あるいは指定された時点での、貨物自体の状態や梱包の状態を検査し報告いたします。 これにより、出荷主から受荷主に至る間の貨物の管理責任の移転に伴う異常の有無が確認でき、受け渡しを円滑に行うことができます。製品の仕様が契約と異なっていたり、不具合・損傷が発見された場合、または貨物の現状を関係者に通知(報告)したい場合、NKKKのような第三者検定機関により作成された報告書による立証が有効です。
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輸送技術コンサルティング
洋上風力発電に関連する海上輸送技術並びに関連ガイドライン、大型構造物/港湾施設海上輸送など、輸送形態・貨物の輸送に関する様々なお悩み・ご相談に対応します。
現地調査、使用船舶の甲板強度、使用資機材の検討、有効な積付け方法や固縛方法のアドバイス、強度計算書の作成など、プランニングのお手伝いをいたします。
上記の他、ルートサーベイ、輸送環境調査、船舶・貨物の強度に関する調査、 固縛方法の提案、各種計算書・報告書の作成等と共にスーパーバイズ業務にも対応いたします。

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放射線量測定
輸出入貨物の放射線量測定検査を実施しています。検査員が貨物保管場所に赴き、ガンマ線またはベータ線を測定する方法と、ご郵送いただいた試料をゲルマニウム半導体検出器あるいはシンチレーションサーベイメータで測定する方法があります。
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リサイクル原料の検査
鉄スクラップなどのリサイクル原料の格付検査および異物混入検査を実施しています。併せて、貨物の重量証明、喫水検査、γ線の放射線量率測定も行っています。
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粉塊混合物(ばら積み貨物)の検査
鉄鋼原材料、バイオマス燃料、金属、合金、地金、非金属、鉱石など多岐にわたる商品の品質検査業務を行っています。統計的手法に基づくサンプリングを実施し、試料の調製、試験・分析を行い、検査証明を発行しています。
また、ISO/TC102(鉄鉱石および還元鉄)、ISO/TC132(フェロアロイ)、ISO/TC183(銅・鉛・亜鉛・ニッケルの鉱石および精鉱)の国内委員会に参画し、日本工業規格(JIS規格)の制改定にも携わっています。
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在庫数量検査
ばら積貨物の在庫数量を把握するため、ドローン空撮による容積算出と、見本試料を用いたかさ比重試験を実施し、在庫数量の検査証明を行っています。
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船積前検査
タイ、インド、ベトナムの中古機械輸入規制や、売買当事者間の製品受渡し条件に基づき、各種工業材料・製品の規格および仕様に則った検査を実施しています。
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中古動産価格鑑定
大型プラント、ヘリコプター、コンテナクレーンなどの動産価格鑑定を行っています。中古動産の状態、修理・整備履歴、使用環境、使用履歴、耐用年数、市場性を考慮して算定します。
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原油・石油製品の検査
NKKKでは輸出入される原油、ナフサ、灯油、JET A-1、軽油、重油等、あらゆる原油・石油製品の数量検定や品質分析等を中立の立場で行い、取引の公正さを証明しています。
API、JISなどの国内外の規格に則った検査に対応し、原油及び石油製品の検査に係る国際的組織であるIFIA(International Federal of Inspection Agencies)認定石油検査員を国内に配置しています。
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- 検査第2サービスセンター 石油製品・原料チーム
- e-mail: product_ops@nkkk.or.jp
- tel: 03-3552-1351
液体化学製品の検査
国内各港に駐在する検査員がお客様のニーズにお応えできる体制を整えております。
液体の化学製品※1について、主に下記の検査を実施しております。
◆ 陸上 / 本船タンク / ISOタンクコンテナ
① 貨物の試験結果から品質を証明※2
② 出荷/受入時の数量を証明 (タンクコンテナの台貫による数量証明を含む)
③ タンク洗浄後の清掃状態を確認
④ 貨物のサンプル採取
⑤ バルブ、ハッチ等の封印
また、荷役中、海上輸送中、あるいは陸上タンク保管中の品質トラブル、数量欠減等が発生した場合の損害状況、原因の調査も行なっています。
※1 対象貨物が液化ガスの場合は「液化ガス類の検査」からお問い合わせください。
※2 試験/分析のご依頼は「分析・試験、リサーチ・コンサルティング」からお問合せください。
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- 検査第2サービスセンター 化学品チーム
- e-mail: ch-chemical@nkkk.or.jp
- tel: 03-3552-1319
液化ガス類の検査
NKKKは、1969年に日本で初めてLNGが輸入されて以来、50年以上にわたり、アラスカ、東南アジア、中東、オーストラリアなど世界各地から輸入されるLNGの取引数量の確認、試料採取・組成分析などの検査および証明業務を実施してまいりました。公正・正確かつ迅速な証明業務は、国内外の多くの企業様から高い評価をいただいております。
また、LPGやケミカルガスなどの数量証明にも対応しております。
近年では、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが加速しており、次世代燃料として期待されるアンモニア、水素の導入が進められています。
NKKKでは、これらの海上輸送に関する実証実験に参加し、品質および数量の検査を実施することで、将来のニーズに応えられる体制を整えております。
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- 検査第2サービスセンター ガス計測チーム
- e-mail: lng-tk@nkkk.or.jp
- tel: 03-3552-1387
コンテナに積み込まれた貨物が輸出書類と一致していることの証明
輸出貨物をコンテナに積む際、貨物の記号や番号(荷印)と数量が輸出書類の内容と一致しているかを確認し、指定されたコンテナに積まれたことを証明します。 また、事前に効率的な積付け計画(コンテナプランニング)を作成し、スムーズな積込をサポートします。 NKKKのコンテナ詰め立会いは、誤積を防ぎ、効率的な積込を提案します。

特長
・コンテナの損傷の有無を確認し、適切な状態で使用できるかをチェックします。
・事前にプランニングを行い、効率的な積載方法をご提案することが可能です。
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- 検定サービスセンター 技術管理チーム
物流倉庫での容積・重量の計測と貨物の搬入から搬出までの貨物管理
貨物が物流倉庫に搬入される際、貨物の種類、梱包形態、記号・番号(荷印)、状態、個数を細かく確認し、容積と重量を正確に計測・報告します。これらの情報は、倉庫管理や保税業務のサポートはもちろん、コンテナへの積付計画にも活用され、スムーズで効率的な積込を実現します。搬出時には、書類どおりの貨物が正確に出荷されたことを確認し、搬入から搬出まで一貫した貨物管理を行います。安心・確実な貨物管理を通じて、お客様の物流業務をサポートいたします。
特長
・倉庫搬入時に貨物の正確な容積・重量を実測します。
・貨物の搬入から搬出(コンテナ詰等)まで、一貫した管理を行います。
・「検量情報検索サイト」をご利用いただくことで検量結果をWebで確認することができます。
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- 検定サービスセンター 技術管理チーム
輸出貨物の容積・重量の証明 (船積検量)
貿易貨物の種類、梱包形態、貨物に印された記号・番号(荷印)、状態、個数などが貿易書類に記載されている内容と一致するか確認し、貨物の容積と重量を計測し証明します。これらの情報は海上運賃計算に使われるとともに、貨物輸送に必要な情報を事前に把握できることから、積み付け計画、輸送計画や事故防止等に有効な情報としてご利用いただけます。
特長
・主に容積の計測として、3辺(L / W / H)の最大部(最も突出している部分)を計測します。
・主たる使用目的は船運賃の算出の為の貨物容積・重量の証明ですが、 その他にも、本船のBOOKINGスペースの算出等の目的にもご使用いただけます。
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輸入貨物の重量・証明(質量検定)
主に原料系の輸入貨物の取引重量の証明。貨物を輸入する際には「商取引の数量」、「税関に対して行う輸入申告の数量」、「貨物に欠減やダメージがあった際、保険求償を行う数量」として正確な重量が必要になる場合があります。
NKKKの質量検定は輸入貨物の重量をB/L単位で正確に計測し証明するので、これらの第三者による証明数値として活用することができます。また、重量を計測するだけでなく、ご依頼内容に合わせ梱包形態、貨物固有のLOT番号、貨物の状態、個数等の確認も併せて行うことができます。
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特長
・主に輸入貨物の内、原料系(バラ貨物や個々貨物)の重量を計測します。
・主たる目的は、輸入時の重量証明を元に国内販売時の取引重量としてご使用されます。また、輸入通関時に重量の申告の必要な品目にも使用されます。
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- 検定サービスセンター 技術管理チーム